優しさいっぱいの焼き菓子が人気
白と茶を基調としたナチュラルテイストの店内に並ぶ、クッキーやパウンドケーキ、マドレーヌ…。柔らかい雰囲気が印象的なオーナーの原田佳奈さんが手掛ける焼き菓子は、素朴で優しい味わいが評判。小学校や幼稚園が至近という立地から、お得意さまには子どもたちも多いそう。誰もが安心して口にできるよう、なるべく余計なものは入れずに、シンプルに仕上げるのが身上です。
せっせとお菓子を作る毎日ですが、決して飽きることはないと話します。「同じ材料で同じように作っても、不思議とその都度でき上がりが違うんです。いつもよりほんの少しでもおいしくできたときは、そのときの条件を振り返って、次に生かすようにしています」
お菓子作りの魅力は、きちんと手をかければ、それだけおいしくできること。一つ一つの工程に理由があり、それが結果に結び付く点が面白いのだとほほ笑みます。
日常に寄り添うお菓子を作りたい
店名の「こなのか」は「粉の香り」から。開業以来、地域に知り合いが増えたり、幼なじみと交流が再開したりと、うれしいことがたくさんありました。一方で、手作りのお菓子を販売することにプレッシャーを感じることも。満足してもらえるお菓子を作りたい、
と試行錯誤の4年間でしたが、最近は少し自信が出てきたとにっこり。おいしい香りに誘われて、今日もお客さんがやって来ます。